飯高寺鐘楼

飯高寺は天正八年(一五八〇)に開創された日蓮宗の檀林で、慶安年間に現在の伽藍が整えられた。 講堂は檀林の中心建物であり、規模が大きく、禅宗の客殿型本堂と似たような平面構成になる。 鐘楼は方一間、鼓楼は袴腰付で講堂の前方左右に建つ。 総門はかなり離れて建つ簡素な高麗門である。 近世において僧侶の学校であった檀林のうち、日蓮宗では最も古くまた格式が高く、規模も大きく、旧態をよく残した遺構として貴重であり、文化史上の価値も高い。

棟名 鐘楼
員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 江戸前期
西暦 1654以前
構造及び形式等 桁行一間、梁間一間、一重、入母屋造、こけら葺
指定番号 2103
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19800531.0
所在都道府県 千葉県
所在地 千葉県匝瑳市飯高
所有者名 飯高寺
CATEGORY

文化財分類
ごとに探す