シャトーカミヤ旧醸造場施設醗酵室
オエノンホールディングス株式会社シャトーカミヤ旧醸造場施設は、神谷伝兵衛が創設したワイン醸造施設で、現存する事務室、醗酵室、貯蔵庫は明治36年9月竣工とみられる。
本施設は、明治中期の本格的な煉瓦造ワイン醸造所の主要部がほぼ完存しており、高い歴史的価値がある。とりわけ醗酵室は、各階ごとに配された設備構成等から当時のワイン醸造工程を窺うことが可能であり、産業技術史上も重要である。
また事務室は、シャトーを名乗るに相応しい意匠を有し、明治中期の煉瓦造建築の意匠水準を計るうえでも価値が高い。
棟名 | 醗酵室 |
---|---|
員数 | 1棟 |
種別 | 近代/産業・交通・土木 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1903 |
構造及び形式等 | 煉瓦造、建築面積四三六・七五平方メートル、地上二階地下一階建、鉄板葺、西面及び南面突出部附属 |
指定番号 | 2522 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20080609.0 |
所在都道府県 | 茨城県 |
所在地 | 茨城県牛久市中央三丁目20番地4 |
所有者名 | オエノンホールディングス株式会社 |