北海道大学農学部(旧東北帝国大学農科大学)第二農場種牛舎

北海道大学農学部第二農場は、明治四十二年から四十五年にかけて現在地につくられたもので、北海道酪農の模範農場として、指導者の養成・農業技術の向上に寄与した面は、酪農発達史上重要な位置を占める。第二農場を構成する木造、石造、煉瓦造の諸建築は、明治末期の建築として評価されるだけでなく、そのたたずまいは景観的にも著名である。これら農場建築のうち、産室・追込所及び耕馬舎、種牛舎や穀物庫は、明治十年建設の札幌農学校模範家畜房(モデルバーン)および玉蜀黍庫(コーンバーン)を移築したもので、改造されたがクラークの計画によって米人教師が設計した当初のおもかげをなお残しており、札幌農学校の由緒を伝えるものとして貴重なものである。

棟名 種牛舎
員数 1棟
種別 近代/学校
時代 明治
西暦 1877
構造及び形式等 木造、建築面積223.1m2、一階建、鉄板葺
指定番号 1746
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19690819.0
所在都道府県 北海道
所在地 北海道札幌市北区北八条西五丁目北海道大学構内
所有者名 国立大学法人北海道大学
CATEGORY

文化財分類
ごとに探す