旧吉松家住宅内蔵

吉松家は、近世に庄屋をつとめ、明治以降、山林経営により発展した家で、現存する主屋は大正8年の上棟である。木造一部2階建で、接客部や居室部、台所部からなる複雑な平面をもつ。格天井の玄関、折上格天井を有する洋間の応接室、2階へ上る階段、奥座敷の仏間など随所に良材を用いて意匠を凝らす。
旧吉松家住宅の主屋は、良材を用いた上質なつくりで、洗練された優れた意匠を有しており、高い価値が認められる。また大規模な近代和風住宅で、主屋ほか、内蔵、物置、外風呂、外蔵など屋敷全体の構成を完存している点においても価値が高い。

棟名 内蔵
員数 1棟
種別 近代/住居
時代 大正
西暦 1919頃
構造及び形式等 木造、建築面積15.96、二階建、南面蔵前附属、桟瓦葺
指定番号 2538
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20081202.0
所在都道府県 宮崎県
所在地 宮崎県串間市大字西方五五〇九番地
所有者名 串間市
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