旧綱ノ瀬橋梁及び第三五ヶ瀬川橋梁旧綱ノ瀬橋梁
延岡と日之影を結んだ,日之影線(のち,高千穂鉄道)の鉄道橋で,同線開通の昭和14年までに竣工した。
旧綱ノ瀬橋梁は,橋長約418mで大小のコンクリートアーチからなる。五ヶ瀬川支流の綱ノ瀬川にかかる大アーチは,鉄道橋として当時最大の支間(スパン)45mで,その前後に42連の小アーチを連続する。旧第三五ヶ瀬川橋梁は,橋長約268mで,鋼製トラス橋と我が国初の連続方杖ラーメン等からなる。
鋼材使用が制限される中,鉄道省が最先端の技術を駆使して,完成したもので,近代コンクリート構造物の技術的到達点の一つを示す。
棟名 | 旧綱ノ瀬橋梁 |
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員数 | 1基 |
種別 | 近代/産業・交通・土木 |
時代 | 昭和 |
西暦 | 1937 |
構造及び形式等 | 鉄筋コンクリート造四三連アーチ橋、橋長四一七・八メートル |
指定番号 | 2721 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20201223.0 |
所在都道府県 | 宮崎県 |
所在地 | 宮崎県延岡市椎畑西臼杵郡日之影町大字七折梁崎 |
所有者名 | 延岡市 |