八勝寺阿弥陀堂

八勝寺阿弥陀堂は,人吉盆地東端,湯前町の南部にある。草創は鎌倉時代と考えられる。
阿弥陀堂は,平地に西面して立ち,桁行3間,梁間3間,入母屋造,桟瓦葺で,正面に向拝を付ける。堂内は板敷の一室で,格天井を張る。中央背後の壁に接し
て禅宗様須弥壇を構え,方1間の禅宗様厨子を置く。
八勝寺阿弥陀堂は,15世紀後半に遡るとみられる遺構で,人吉・球磨地方独特の中世社寺建築の古い様式をよく伝え,同地方を代表する中世三間仏堂の一つとして,高い価値がある。
時代が異なるが,16世紀後半の厨子が残ることも貴重である。

員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 室町後期
西暦 1401-1500
構造及び形式等 桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、正面向拝一間、桟瓦葺
指定番号 2422
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20021226.0
所在都道府県 熊本県
所在地 熊本県球磨郡湯前町字長谷場
所有者名 湯前町
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