西海橋

西海橋は,大村湾と佐世保湾を結ぶ,伊ノ浦瀬戸(針尾瀬戸)にかかる道路橋で,建設省の設計により,昭和30年に竣工した。
中央の鋼製アーチは,建設当時我が国最大の支間(スパン)216mで,戦後の物資不足の中,力学的合理性に基づく繊細な部材構成を実現している。設計,製作,施工のすべての面で卓越した技術が駆使された,我が国初の海峡横断橋で,その後世界最大級の規模を実現する戦後長大橋の出発点といえる。なお本件は,紅葉谷川庭園砂防施設とならび,戦後土木施設として初めての重要文化財指定である。

員数 1基
種別 近代/産業・交通・土木
時代 昭和
西暦 1955
構造及び形式等 鋼製単アーチ及び鉄筋コンクリート造四連ラーメン橋、橋長三一六・二メートル、幅員八・二メートル、高欄付、袖高欄附属
指定番号 2720
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20201223.0
所在都道府県 長崎県
所在地 長崎県佐世保市針尾東町西海市西彼町小迎郷
所有者名 長崎県
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