青砂ヶ浦天主堂

青砂ヶ浦天主堂は,五島列島の主要五島の最北に位置する中通島にある。
明治43年8月の竣工で,設計施工は,長崎県を中心に九州地方北部に数多くの教会堂を手がけた鉄川与助である。
煉瓦造及び木造,重層構成の教会堂で,屋根は桟瓦葺である。主体部は三廊式バシリカ型で,身廊部・側廊部とも四分割リブボールト天井とする。
青砂ヶ浦天主堂は,日本人設計者の手で建設された煉瓦造教会堂の最初期のもので,かつ教会堂建築の基本である重層屋根構成にもとづく外観や内部空間が形成されるようになった初例で,価値が高い。
外観・内部とも全体に均整のとれた構成になり,細部の意匠も優れている。

員数 1棟
種別 近代/宗教
時代 明治
西暦 1910
構造及び形式等 三廊式教会堂、煉瓦造及び木造、建築面積264.9m2、左右側面出入口付、 桟瓦葺
指定番号 2403
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20011114.0
所在都道府県 長崎県
所在地 長崎県南松浦郡新上五島町奈摩郷1241番地1
所有者名 カトリック長崎大司教区
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