門司港駅(旧門司駅)本屋

門司駅は、明治二十四年に九州の玄関口にあたる駅として作られ、その後、昭和十七年の関門鉄道トンネルの開通にともなって門司港駅と改称された。
本屋は、木造モルタル塗であるが、外壁を石貼り風にみせた洋風建築である。建物の中央部は「門」をイメージした二階建で、その左右に平屋建部分を配した左右対称の端正な意匠になり、記念性を強く表現している。建物は内外とも保存状態がよく、本屋周囲の上家のほか、乗降場の上家や、連絡船の桟橋への通路など、当初の附属施設もよく残っている。我国近代の駅舎建築として貴重であり、現に駅舎として使われている点も評価される。

員数 1棟
種別 近代/産業・交通・土木
時代 大正
西暦 1914
構造及び形式等 木造、建築面積812.86m2、中央部二階建、石綿スレート及び銅板葺、 四周上家附属、鉄骨造、鉄板葺、 南面上家突出部(第二乗降場上家の一部) 鉄骨造、桁行14.0m、 …
指定番号 2205
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19881219.0
所在都道府県 福岡県
所在地 福岡県北九州市門司区西海岸一丁目5番31号
所有者名 九州旅客鉄道株式会社
CATEGORY

文化財分類
ごとに探す