旧伊藤家住宅事務室
旧伊藤家住宅は,飯塚市街の北方,遠賀川左岸に位置する。筑豊の炭鉱経営者伊藤傳右エ門の本邸として,明治34年代から建設が始まり,昭和時代初期まで増改築を重ねた。
主屋は,南西の玄関から北へ廊下を延ばし,北の庭園に向かって,本座敷,主人居間及び東座敷(夫人居間)を東方に,食堂,台所などを西方に配置する。複雑な平面は屋根の構成に変化を与え,庭園からの見返しに興趣ある景色を供している。本座敷は簡明広壮な書院座敷,応接室は重厚な洋風意匠とし,豊かな接客空間を有する。土蔵や事務所,長屋門などの付属建物も上質で,意匠優秀な和風住宅として高い価値が認められる。
棟名 | 事務室 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 大正 |
西暦 | 1917 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積六三・一三平方メートル、桟瓦葺 |
指定番号 | 2719 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20201223.0 |
所在都道府県 | 福岡県 |
所在地 | 福岡県飯塚市幸袋三〇〇番地 |
所有者名 | 飯塚市 |