正行寺本堂

正行寺は、北海道の東南、厚岸町に所在する真宗の寺院で、東北海道開拓にともなう布教活動によって、明治十二年に開かれた。
本堂は、寛政十一年に新潟県糸魚川で建築され、明治四十三年に現在地に移築された。移築の際に、縁側を室内に取り込む等、寒さの厳しい北海道にあわせた改造を加えている。建築当初の彫刻や極彩色ものこり、北海道の社寺建築としては豪華なつくりで、北海道の開拓にともなう建築文化の普及を知る上で貴重な存在である。

員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 江戸後期
西暦 1799
構造及び形式等 桁行18.3m、梁間21.0m、一重、入母屋造、東北西各面庇付、向拝一間、鉄板葺
指定番号 2265
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19920121.0
所在都道府県 北海道
所在地 北海道厚岸郡厚岸町梅香町
所有者名 正行寺
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