旧毛利家本邸石橋
旧毛利家本邸は、旧長州藩主の毛利家が大正5年に建設したもので、防府平野に張り出した多々良山の南麓に所在し、南側に庭園、北側に本館ほか複数の棟からなる住宅を配置する。
本館は、客間や居間、詰所など機能ごとに分けた各棟を、中庭を囲んでロの字に並べた構成になる。このうち客間は、檜柾目の木材や飾金具、金粉を用いた壁紙など贅を尽くした意匠で仕上げる。本館の北側には家政空間をになう各建物が機能的に配置される。
旧毛利家本邸は、旧長州藩主によって近代に建設された、全体に伝統的な和風意匠を用いた住宅建築である。大規模で複雑な構成の建築を、上質な材料や高度な木造技術による贅沢な意匠でまとめるとともに、コンクリート造や鉄骨造、機能的な配置計画など近代的な建築手法を取り入れており、近代における和風住宅の精華を示すものとして重要である。
棟名 | 石橋 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 大正 |
西暦 | 1916 |
構造及び形式等 | 鉄筋コンクリート造単アーチ橋、橋長6.4m、石造高欄付 |
指定番号 | 2579 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20111129.0 |
所在都道府県 | 山口県 |
所在地 | 山口県防府市多々良一丁目15番地1号 |
所有者名 | 公益財団法人毛利報公会 |