旧下関英国領事館附属屋
下関英国領事館は明治34年の開設で,下関港唐戸桟橋北方の現在地に移ったのは,現建物が建設された同39年のことである。現在は下関市の所有で,ギャラリー・喫茶室等として公開活用されている。設計は,英国政府工務局上海事務所建築技師長のウィリアム・コーワン(William Cowan)である。
本館,附属屋がそろう建物配置や執務室と住居を分けた本館の平面構成は,領事館の機能をよく示し,明治期の外交関連施設の一典型として貴重である。また,領事館として建設された建物のうち,我が国に現存する最も古い事例で,歴史的な価値も高い。
棟名 | 附属屋 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/官公庁舎 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1906 |
構造及び形式等 | 煉瓦造、建築面積77.6m2、桟瓦葺(内装を除く)、本館間煉瓦塀附属 |
指定番号 | 2366 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19990513.0 |
所在都道府県 | 山口県 |
所在地 | 山口県下関市唐戸町3番1 |
所有者名 | 下関市 |