本庄水源地堰堤水道施設堰堤

本庄水源地は,呉鎮守府への給水量の不足に対する抜本的対策のために設けられた。工事は,明治39年に測量を開始,大正元年9月に着手,同7年2月に完了,同年4月28日に竣工式が行われている。計画は呉海軍経理部建築科が手がけた。
弧状の平面を持ちバットレスを設けた重力式コンクリート造堰堤をはじめとする各構造物は,石貼りの美しい外観を持ち,高い施工精度でつくられており,旧海軍土木技術の粋を示すものとして貴重である。鋳鉄製配管や仕切弁に至るまで関連施設がそろって残り,それが現在も呉市水道の基幹をなす施設として利用されている点にも価値が認められる。

棟名 堰堤
員数 1基
種別 近代/産業・交通・土木
時代 大正
西暦 1916
構造及び形式等 堰堤(堤体本体、取水塔よりなる)1基 丸井戸1基 第一量水井(鋳鉄製配管、仕切弁2基を含む)1基 階段 1基
指定番号 2365
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19990513.0
所在都道府県 広島県
所在地 広島県呉市焼山北三丁目1542の1
所有者名 呉市
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