林家住宅(広島県佐伯郡宮島町)主屋
林家は古くから厳島神社の神官を勤め、 宮島三家の一である。主屋は入毋屋造、妻入、桟瓦葺で、正面の意匠はいかにも社家らしい雰囲気をもつ。表門は小さな一間薬医門であるが、正規の手法になる。 建築年代が古く、全国的にも数少ない社家の貴重な遺例の一つである。 屋敷割や石垣、庭園などもよく残っているので、土地を含めて指定する。
棟名 | 主屋 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/民家 |
時代 | 江戸中期 |
西暦 | 1703頃(居室部)、1751-1829(座敷部) |
構造及び形式等 | 居室部 桁行13.9m、梁間14.3m、入母屋造、妻入、西面千鳥破風付、 桟瓦葺、西面庇鉄板葺 座敷部 桁行8.6m、梁間8.6m、切妻造段違、西面居室部に接続、桟瓦葺 |
指定番号 | 2053 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19780121.0 |
所在都道府県 | 広島県 |
所在地 | 広島県廿日市市宮島町滝町235番地 |