旧片山家住宅(岡山県高梁市成羽町)仕事場及び部屋

片山家は,江戸時代後期から鉱山町吹屋において,弁柄の製造及び販売を手掛け,当地を代表する商家となり,庄屋を務めた家柄である。
平面は,通りに面して主屋と宝蔵が並び建ち,主屋後方に米蔵などを連ねている。主屋は切妻造の平入で,正面外壁を海鼠壁とし,開口部に出格子を設けている。主屋主体部は18世紀末期に建てられ,文政13年(1830)までの増築を経て現在の屋敷構成となっている。
旧片山家住宅は,主屋及び附属建物による屋敷構成を良く保持し,江戸時代後期の商家として高い価値がある。また,弁柄の製造及び販売により繁栄した高梁市吹屋
重要伝統的建造物群保存地区における中核施設として,重要である。

棟名 仕事場及び部屋
員数 1棟
種別 近世以前/民家
時代 江戸末期
西暦 1830-1867
構造及び形式等 桁行折曲り延長19.6m、梁間4.0m、二階建、切妻造、桟瓦葺、東面及び北面庇付
指定番号 2497
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20061219.0
所在都道府県 岡山県
所在地 岡山県高梁市成羽町吹屋367番地
所有者名 高梁市
CATEGORY

文化財分類
ごとに探す