金峯神社本殿

金峯神社は,庄内平野の南端,古来より霊山として篤く信仰されてきた金峯山にある。
本殿は山頂近くの平坦地に東面して建ち,棟札や文書より,慶長13年(1608)に最上義光を大檀那とし,前身建物を改造して建てられたと考えられる。
形式は桁行正面一間,背面三間,梁間二間を身舎とし,入母屋造の屋根を架け,この周囲にもこしを廻している。
金峯神社本殿は,もこし付で詰組の禅宗様仏殿形式を基本としながら,身舎を神社本殿の平面とする特異な構成になっている。
向唐破風造としたもこし正面の扱いも類例がなく,近世初期の建築として意匠的に価値が高い。東北地方における数少ない修験道の遺構としても重要である。

員数 1棟
種別 近世以前/神社
時代 桃山
西暦 1608
構造及び形式等 桁行正面一間、背面三間、梁間二間、一重もこし付、入母屋造、銅板葺、 もこし正面中央間向唐破風、両側面及び背面囲い附属
指定番号 2399
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20011114.0
所在都道府県 山形県
所在地 山形県鶴岡市大字青龍寺字金峯1番地
所有者名 金峯神社
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