出雲大社銅鳥居

出雲大社は,島根県北東部に鎮座する古社である。境内は,国宝本殿を中心として三重に囲繞する垣によって区画され,本殿周囲には摂末社や宝庫が並び,南面中央東寄りに銅鳥居を配し,その南東には会所がある。
これらのうち,銅鳥居は寛文度造営,楼門,八足門,廻廊,観祭楼などは寛文度の建物を延享度造営に際し解体移築したもので,他は延享度の新築とみられる。
出雲大社の社殿は,国宝本殿と同時期に造営された質の高い建築群がほぼ完存し,わが国を代表する神社の一つである出雲大社の建築様式,及びその社頭構成を知る上で欠くことのできない貴重な遺構である。
また,江戸時代中期における大規模な神社造営,整備の歴史について資料を提供するものとしても価値が高い。

棟名 銅鳥居
員数 1基
種別 近世以前/神社
時代 江戸中期
西暦 1666
構造及び形式等 銅製明神鳥居
指定番号 2449
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20040706.0
所在都道府県 島根県
所在地 島根県出雲市大社町大字杵築東
所有者名 出雲大社
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