長谷寺本堂内厨子
この厨子は、本堂内にあって、本尊十一面観音像を安置する。正面一間(一・九八メートル)、入母屋造、こけら葺で、禅宗様を基調とし、二手先の組物を用い、軒を扇垂木とするなど本格的な建築手法によっている。軸部、組物、軒廻りの各部材をはじめとして、屋根葺材にも当初材を残しており、保存状況がよい。山陰地方における室町時代後期に属する数少ない遺構の一つとして貴重である。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近世以前/寺院 |
時代 | 室町後期 |
西暦 | 1467-1572 |
構造及び形式等 | 桁行一間、梁間一間、一重、入母屋造、こけら葺 |
指定番号 | 2202 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19881219.0 |
所在都道府県 | 鳥取県 |
所在地 | 鳥取県倉吉市仲ノ町 |
所有者名 | 長谷寺 |