萬福寺法堂

萬福寺は中国僧隠元によって開創された黄檗宗の大本山である。伽藍の造営は寛文元年(一六六一)からはじめられ、延宝七年(一六七九)までに一応の完成をみたが、その後も若干の新築や再建等があり現在に至っている。
伽藍の配置や堂舎の建築様式は、中国の明代末期から清代初期の仏教建築の影響を受けたもので、近世建築史上価値が高い。
現在、大雄宝殿等十七棟が重要文化財に指定されているが、これに位牌堂である祠堂、切妻造の大庫裏、徳川歴代将軍の位牌を祀る威徳殿の三棟を加え、特色ある伽藍全体の保存を図る。

棟名 法堂
員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 江戸中期
西暦 1662
構造及び形式等 桁行五間、梁間六間、一重、入母屋造、桟瓦葺
指定番号 597
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19130414.0
所在都道府県 京都府
所在地 京都府宇治市五ヶ庄三番割
所有者名 萬福寺
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