仁和寺鐘楼
現在の仁和寺は応仁の乱で燒失したあと寛永年間に再興されたもので、今回追加指定する九棟もすべてその時のものである。 観音堂は五間仏堂で、古式の平面をもち、細部には新古の様式が混入している。 中門は伝統的な手法になる八脚門、鐘楼は純和様からなる袴腰付のかなり規模の大きい鐘楼、 経蔵は禅宗様の手法になり、内部に八角輪蔵を備える。 御影堂中門は一間平唐門、 九所明神本殿は三殿からなり、中殿が一間社流造、左右殿は四間社流見世棚造である。 本坊表門は一間薬医門で禁中の御台所門を移したものと伝え、木割の太い、雄大な意匠からなる。 いずれも貭が良く、 伽藍の一環をなす重要な建物である。
棟名 | 鐘楼 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/寺院 |
時代 | 江戸前期 |
西暦 | 1644 |
構造及び形式等 | 桁行三間、梁間二間、袴腰付、入母屋造、本瓦葺 |
指定番号 | 1913 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19730602.0 |
所在都道府県 | 京都府 |
所在地 | 京都府京都市右京区御室大内 |
所有者名 | 仁和寺 |