知恩寺勢至堂

知恩寺は,百萬遍として知られる浄土宗大本山寺院である。承安5年(1175)頃の宗祖法然による創始以来,3度の寺地移転を経て,寛文年間(1661-72)初期に現在地に境内を構えた。
中心となる御影堂は,浄土宗寺院仏堂の基本的平面を採り,禅宗様を色濃く取り入れた外観と,広壮な内部空間を併せ持つ堂である。御影堂の周囲には釈迦堂や阿弥陀堂,勢至堂,鎮守堂,総門などの堂宇が配置されて荘重な境内を形成しており,近世浄土宗寺院伽藍の特徴を理解する上で,高い価値を有している。

棟名 勢至堂
員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 江戸中期
構造及び形式等 桁行三間、梁間三間、一重、宝形造、本瓦葺
指定番号 2656
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20170223.0
所在都道府県 京都府
所在地 京都府京都市左京区田中門前町
所有者名 宗教法人知恩寺
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