旧相馬家住宅主屋
旧相馬家住宅は,函館屈指の実業家である相馬哲平が明治末期に建てた住宅で,函館市元町末広町伝統的建造物群保存地区内の,函館湾を望む高台に所在する。
主屋は,内外とも和風意匠を基調とし,港を望む主座敷は,良材を駆使し,雄大な座敷飾を備えた上質な意匠の書院である。また玄関脇に設けた応接室は,外部を下見板張として窓枠などを植物紋様の彫刻で彩り,内部も天井の中心飾りやモールディングなど,繊細かつ上質な洋風意匠でまとめている。和洋の文化が調和する近代の函館における,意匠優秀な住宅として高い価値を有している。
棟名 | 主屋 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1911頃 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積319.12、一部二階建、桟瓦葺・鉄板葺及び銅板葺 |
指定番号 | 2686 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20181225.0 |
所在都道府県 | 北海道 |
所在地 | 北海道函館市元町33番地1 |
所有者名 | 株式会社エステート企画 |