旧札幌控訴院庁舎
旧札幌控訴院庁舎は,札幌市街の中心部,大通公園の西端に面し,現在は札幌市資料館として公開されている。
大正15年の建設で,札幌の近代を代表する建材である札幌軟石の建物として現存最大級で,多彩な石加工技術を見ることができる。意匠は,ルネサンス様式を基調とするが,セセッションなどの近代芸術運動の影響も見られる。壁体を石と煉瓦の組積造(そせきぞう)とする一方,二階床は鉄筋コンクリート造とし,新旧の構造技術を織り交ぜる。
旧札幌控訴院庁舎は,司法省の盛期の設計を伝えるとともに,意匠と構造の両面で建築の近代化が進展した時代を具体に示しており,高い価値を有している。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近代/官公庁舎 |
時代 | 大正 |
西暦 | 1926 |
構造及び形式等 | 石造、煉瓦造及び鉄筋コンクリート造、建築面積八四九・八〇平方メートル、二階建一部三階建、鉄板葺 |
指定番号 | 2706 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20201223.0 |
所在都道府県 | 北海道 |
所在地 | 北海道札幌市中央区大通西一三丁目四番地一九四 |
所有者名 | 札幌市 |