福勝寺本堂

福勝寺は旧熊野街道に近い山中にある高野山真言宗の寺院で、古くから修験者の行場として知られている。
本堂は寄棟造、本瓦葺の三間堂で、内部の墨書から室町時代の建立であることがわかる。主要材の保存も良く、中世の標準的な三間堂として価値が高い。
求聞持堂は藩主によって建てられた祈祷所で、本堂に接続している。密教修法施設の江戸時代初期の例として貴重である。

棟名 本堂
員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 室町後期
西暦 1515以前
構造及び形式等 桁行三間、梁間三間、寄棟造、本瓦及び桟瓦葺
指定番号 2257
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19910531.0
所在都道府県 和歌山県
所在地 和歌山県海南市下津町橘本
所有者名 福勝寺
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