旧奈良県物産陳列所
奈良県下の物産展示即売場として利用されたこの建物は、日本建築史学者として著名な関野貞の設計になる。 構造は洋風だが、外観は平等院鳳凰堂になぞらい、細部には日本建築の各時代の様式を駈使するとともに、一部イスラム風などの意匠をも取り入れている。名勝奈良公園の景観との調和を図って和風を意匠の基調とした建物の一つであり、東西の古建築様式を取り入れた点にも時代の風潮がうかがえる重要な遺構である。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近代/文化施設 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1902 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積739.3m2、桟瓦葺 |
指定番号 | 2145 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19830107.0 |
所在都道府県 | 奈良県 |
所在地 | 奈良県奈良市春日野町50番地 |
所有者名 | 独立行政法人国立博物館 |