當麻奥院本堂
奥院は當麻寺の塔頭の一つで、古くは往生院と称し、知恩院の奥院であった。
本堂は寄棟造、本瓦葺、正面柱間七間の木柄が太い建物で、軒の低い奈良らしい伝統的な形態をよく留めている。
方丈は六室構成の書院造の建物で、比較的太い角柱が一間間隔にたち、古式を示している。仏壇が撤去されるなど改造はあるが、柱にのこる痕跡から復原は可能である。
鐘楼門は、江戸時代前期の数少ない鐘楼門のひとつで、釣合がよく、保存状況もよい。
意匠の優れた本堂や方丈、鐘楼門など、桃山時代から江戸時代初期の建物がそろっている点でも貴重である。
棟名 | 本堂 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/寺院 |
時代 | 桃山 |
西暦 | 1604 |
構造及び形式等 | 桁行七間、梁間五間、一重、寄棟造、向拝三間、本瓦葺 |
指定番号 | 2228 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19890902.0 |
所在都道府県 | 奈良県 |
所在地 | 奈良県葛城市當麻 |
所有者名 | 奥院 |