旧村山家住宅美術蔵

旧村山家住宅は、朝日新聞社を創業した村山龍平の自邸で、六甲山南麓の広大な敷地に洋館や書院棟などを配置している。
洋館は明治41年の上棟で、外観をハーフ・ティンバー式とし、内部は様々な洋風意匠を融和させて華やかに飾る。書院棟は大正7年上棟の大型和風建築で、三階を望楼とするなど複雑な立面構成をもち、内部には広大かつ優美な意匠の大広間を備える。また茶室棟は明治44年上棟の茶室玄庵を中心とした瀟洒な建築である。
旧村山家住宅は、阪神間に展開した邸宅群の先駆をなした大規模住宅で、優れた意匠をもつ洋館と、書院棟、茶室棟などの和風建築が一体的かつ極めて良好に保存されており、高い価値が認められる。

棟名 美術蔵
員数 1棟
種別 近代/住居
時代 大正
構造及び形式等 鉄筋コンクリート造、建築面積76.84平方メートル、3階建、切妻造、桟瓦葺
指定番号 2575
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20110620.0
所在都道府県 兵庫県
所在地 兵庫県神戸市東灘区御影郡家二丁目12番1号
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