旧網走監獄教誨堂
網走監獄は明治23年に網走囚徒外役所を設置したことに始まり,明治36年監獄官制発布に伴い網走監獄となった。明治42年に火災により建物の大半を焼失し,現在の建物は明治45年に再建されたものである。設計は司法省で,収容者の手により施工された。その後刑務所の改築計画に伴い昭和56年以降建造物が順次現位置に移築され,博物館網走監獄として公開活用がはかられている。
旧網走監獄の庁舎ほか2棟は,監獄における主要施設であり,明治期の木造監獄建築の数少ない遺例として歴史的価値が高い。とりわけ舎房及び中央見張所は,木造の放射状舎房が完全な形で残る唯一のもので,当時の標準的な獄舎の特徴を備えており重要である。
棟名 | 教誨堂 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/官公庁舎 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1912 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積404.87、桟瓦葺 |
指定番号 | 2634 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20160209.0 |
所在都道府県 | 北海道 |
所在地 | 北海道網走市呼人一番地 |
所有者名 | 公益財団法人網走監獄保存財団 |