富田林興正寺別院御成門
富田林興正寺別院は,重要伝統的建造物群保存地区である富田林市富田林寺内町の中央に境内を構える真宗寺院である。本堂は,寛永15年(1638)の建立で,近畿地方における最古級の真宗本堂である。古式な平面や構造と江戸時代初期の装飾細部を兼備しており,初期の真宗本堂の成立過程を知る上で価値がある。本堂北に対面所,境内東南には鐘楼,東北に鼓楼が建ち,山門と御成門を開く。富田林興正寺別院は,本堂や対面所を中心に江戸時代末期に整えられた境内が良好に維持されており,富田林寺内町の歴史的景観に欠くことのできない存在として貴重である。
棟名 | 御成門 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/寺院 |
時代 | 江戸中期 |
構造及び形式等 | 一間棟門、切妻造、本瓦葺、南北袖築地塀付、桟瓦葺 |
指定番号 | 2611 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20140918.0 |
所在都道府県 | 大阪府 |
所在地 | 大阪府富田林市富田林町 |
所有者名 | 富田林興正寺別院 |