金剛寺南門

金剛寺は,河内長野市街の西方に位置する真言宗御室派の大本山寺院である。平安末期に高野山から阿観が入り,伽藍を整えた。天野川の西に伽藍を構え,阿観の創建と伝える上々壇の五仏堂や薬師堂は慶長11年(1606)の再建で,護摩堂や法具蔵はこのとき整備された。求聞持堂や開山堂は元禄13年(1700)の建立で,このとき境内のほとんどの建物に修理が施された。東の天野山に祀る鎮守社は慶長の建立で,その配置は中世山岳寺院での鎮守のあり方を偲ばせる。
金剛寺には,江戸時代中期までに建立された建物が群をなして維持されており,高い価値が認められる。

棟名 南門
員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 江戸中期
西暦 1700
構造及び形式等 一間薬医門、切妻造、本瓦葺、東西袖塀附属、桟瓦葺
指定番号 2704
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20191227.0
所在都道府県 大阪府
所在地 大阪府河内長野市天野町
所有者名 天野山金剛寺
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