旧松坂屋大阪店(島屋東別館)
旧松坂屋大阪店(島屋東別館)は、戦前大阪の中心的な商業地区であった堺筋に面して建つ。鉄骨鉄筋コンクリート造で、戦前の百貨店としては最大級の規模を誇り、荘重な都市景観を創出している。昭和3年から12年にかけて3期にわたって増築を重ね、商業建築が大規模化していく過程が知られることも重要である。アーケードやエレベーターホール等に意匠を凝らし、防火対策や設備も充実させた。百貨店建築を数多く手がけた鈴木禎次(すずきていじ)の現存作品として価値が高い。
員数 | 1棟 |
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種別 | 近代/商業・業務 |
時代 | 昭和 |
西暦 | 1937 |
構造及び形式等 | 鉄骨鉄筋コンクリート造、建築面積四、八三一・五七平方メートル、七階建一部八階建、地下三階、屋上塔屋三所付 |
指定番号 | 2727 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20210802.0 |
所在都道府県 | 大阪府 |
所在地 | 大阪府大阪市浪速区日本橋三丁目四○番地一号 |
所有者名 | 株式会社島屋 |