旧鴻池新田会所道具蔵
河内平野を流れる大和川の付け替え後、町人請負として開発された鴻池新田の会所で、宝永年間に開設された。周囲に堀を回した敷地の中央に本屋が建ち、その北に屋敷蔵、西方に文書蔵・米蔵・道具蔵が並ぶ。本屋は大規模で、土間には豪壮な梁組を見せるが、床上部は質素であり、また、屋根は破風を多用して城郭風の趣もみせるなど、会所の建築としての特色をよく示している。
四棟の蔵は屋敷構えの一環として重要であり、米蔵が特に大規模なのも特色の一つである。
棟名 | 道具蔵 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/住宅 |
時代 | 江戸末期 |
西暦 | 1844 |
構造及び形式等 | 土蔵造、桁行13.6m、梁間7.6m、一部二階、切妻造、本瓦葺、東面庇附属 |
指定番号 | 2099 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19800126.0 |
所在都道府県 | 大阪府 |
所在地 | 大阪府東大阪市鴻池元町674番地の3及び4 |
所有者名 | 東大阪市 |