奥家住宅(大阪府泉佐野市南中樫井)西土蔵

奥家住宅は,元和2年に帰農して当地に定着したとされる豪農の屋敷である。泉佐野市南端部の大阪湾沿岸に位置し,紀州街道に沿って屋敷を構える。主屋が享保12年(1727),表門が19世紀前半,東側の土蔵が19世紀中頃と推定されている。これらは泉南地方の大型民家としての価値が認められ,昭和44年に重要文化財となった。既指定の土蔵は発見された棟札から明治3年の建築と判明した。西土蔵は既指定の土蔵の西に接続し,取り合い部から明らかに古く,19世紀初期の建築と推定される。
今回,既指定の建造物と一体的な価値を有している西土蔵を加え,塀や土地を追加指定するとともに名称と範囲を整理し,屋敷の構成や景観の総合的な保存を図る。

棟名 西土蔵
員数 1棟
種別 近世以前/民家
時代 江戸末期
構造及び形式等 土蔵造、桁行5.0m、梁間3.4m、二階建、切妻造、南面庇付、本瓦葺
指定番号 1730
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20150708.0
所在都道府県 大阪府
所在地 大阪府泉佐野市南中樫井一九三番地
管理団体・管理責任者名 泉佐野市
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