大谷派本願寺函館別院鐘楼
大谷派本願寺函館別院は、明治40年の函館大火で堂宇を焼失した後に、当時帝室技芸員であった伊藤平左衛門九世の設計により鉄筋コンクリート造で再建された寺院建築である。本堂は大正4年11月に竣工し、正面が33メートルと大規模で、平面は典型的な真宗本堂形式としている。
大谷派本願寺函館別院は、鉄筋コンクリート造建築の初期の遺構であり、鉄筋コンクリート造で伝統様式を再現した我が国で最初の寺院建築として高い歴史的価値がある。また、耐火建築として、その後の函館市街地への不燃建築普及の契機となったもので、深い意義が認められる。
棟名 | 鐘楼 |
---|---|
員数 | 1棟 |
種別 | 近代/宗教 |
時代 | 大正 |
西暦 | 1912-1925 |
構造及び形式等 | 鉄筋コンクリート造、建築面積10.68平方メートル、入母屋造、桟瓦葺 |
指定番号 | 2511 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20071204.0 |
所在都道府県 | 北海道 |
所在地 | 北海道函館市元町16番15号 |
所有者名 | 真宗大谷派函館別院 |