旧長谷川家住宅(三重県松阪市魚町)大正座敷

長谷川家は,江戸大伝馬町で木綿問屋を営んだ松坂を代表する豪商で,住宅は旧松坂城下の町人町に所在する。主屋の中心部と大蔵が江戸時代中期に建てられ,その後,両側の敷地を順次取得して拡張するとともに,座敷の増築や,土蔵群の建築が行われ,明治期には背面側の広大な敷地を購入し,庭園が築かれた。
旧長谷川家住宅は,江戸時代中期に遡る主屋の主体部を中核として,家業の隆盛とともに拡張と充実を遂げた大型の町家建築で,豪壮な屋敷構え全体が良好に保存されている。伊勢における江戸店持ち商人の住宅の発展過程が明瞭に理解される遺構として価値が高い。

棟名 大正座敷
員数 1棟
種別 近世以前/民家
時代 大正
西暦 1914
構造及び形式等 桁行15.3m、梁間11.7m、二階建、寄棟造、桟瓦及び銅板葺、東面玄関附属、銅板葺
指定番号 2648
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20160725.0
所在都道府県 三重県
所在地 三重県松阪市魚町1653番地
所有者名 松阪市
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