旧名古屋控訴院地方裁判所区裁判所庁舎

赤い煉瓦壁と白い花崗岩の色調の対比が美しいネオ・バロック様式を基調とする官庁建築である。内部の意匠は総じて簡素ではあるが、二、三階を吹抜けとした中央階段室と三階の会議室は優れた意匠で見どころとなっている。構造は煉瓦壁と鉄筋コンクリート造の梁や床を組み合わせたもので、近代建築の構造技法の変遷を示す好例である。設計は司法省営繕課があたり、金刺森太郎が現場を担当した。

員数 1棟
種別 近代/官公庁舎
時代 大正
西暦 1922
構造及び形式等 煉瓦及び鉄筋コンクリート造、建築面積2,341.8m2、三階建、 玄関ポーチ付、正面中央塔屋付、スレート葺 (玄関、中央階段室及び三階会議室以外の内装を除く)
指定番号 2156
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19840521.0
所在都道府県 愛知県
所在地 愛知県名古屋市東区白壁一丁目3番
所有者名 国(文部科学省)
管理団体・管理責任者名 名古屋市
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