大縣神社本殿
大縣神社は尾張開拓の祖神大縣大神を祀り、古くから尾張国の二の宮として崇敬されてきた。現在の社殿は藩主徳川光義が再興したもので、尾張地方独特の社殿配置をもっている。
本殿は比翼入母屋造の珍しい形式になり、質が良い。祭文殿及び東西回廊は本殿の前にあって、四脚門の左右に各五間×二間の回廊を接続した形式をもつ。
本殿の形式は八幡造に関連するところがあり、また、社殿配置には地方的特色がみられ、神社建築史上貴重な遺構である。
棟名 | 本殿 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/神社 |
時代 | 江戸中期 |
西暦 | 1661 |
構造及び形式等 | 内陣 桁行三間、梁間二間、一重、入母屋造 外陣及び大床 桁行三間、梁間二間、一重、入母屋造、背面一間通り取合部 及び正面一間通り庇付 総檜皮葺、釣屋附属 |
指定番号 | 2120 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19810605.0 |
所在都道府県 | 愛知県 |
所在地 | 愛知県犬山市字宮山 |
所有者名 | 大縣神社 |