臨済寺本堂

臨済寺は今川氏親の創立した寺院で、武田信玄、徳川家康両度の兵火を受け、そのつど再建されている。この建物は正面十一間半、奥行八間半の方丈形式になる大型の本堂で、前方左に同時期の玄関がつく。屋根や内部の一部、側廻りなどに後世の改造があるが、軸組は当初の形式をよく残す。中部地方以東では建立年代が古く、京都風のあく拔けした意匠になる数少い遺構である。

員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 江戸前期
西暦 1601-1700
構造及び形式等 桁行22.7m、梁間16.8m、一重、入母屋造、こけら葺
指定番号 2143
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19830107.0
所在都道府県 静岡県
所在地 静岡県静岡市葵区大岩
所有者名 臨済寺
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