早川家住宅裏座敷
早川家住宅は木曽三川下流域の輪中地帯に所在する豪農の住宅である。明治24年の濃尾地震で被災した後に再建に着手し,同37年に全体が完成した。主屋は木造平屋一部7階建で,重厚な式台を構えて高い格式を備え,内部は吟味された材料と優れた工芸技術により,室毎に趣向を変えた洗練された意匠とする。構造には独自の耐震対策を施し,水害対策として石垣で地盤をかさ上げし,さらに高い石垣上に飯米庫や西ノ庫を建てる。濃尾平野西部における意匠優秀な近代住宅として価値が高い。
棟名 | 裏座敷 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1893 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積九〇・三一平方メートル、桟瓦葺、南面渡廊下及び便所附属、銅板葺 |
指定番号 | 2697 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20190930.0 |
所在都道府県 | 岐阜県 |
所在地 | 岐阜県海津市平田町三郷字村中一〇八八番地一 |
管理団体・管理責任者名 | 海津市 |