大矢田神社拝殿
古代に創建されたと伝える古社で、近世には牛頭天王社と称した。明治初年の神仏分離により寺院の部分は廃され、大矢田神社と改称された。
現在の本殿、拝殿はともに寛文年間の建立で、本殿の棟札には名古屋の大工の名前が記してある。本殿は大型の三間社流造で、正面に千鳥破風、軒唐破風をつけ、各所に彫刻、極彩色を施すなど派手な意匠になる。拝殿は妻入の特徴ある形式で、尾張地方の大社の拝殿と類似している。
彫刻を多く用い、極彩色を施した派手な意匠によるこの本殿は、日光東照宮などを除けば、早い時期の遺構であり、同時期に建築した拝殿とともに保存状況もよく、貴重である。
棟名 | 拝殿 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/神社 |
時代 | 江戸中期 |
西暦 | 1671 |
構造及び形式等 | 桁行三間、梁間三間、一重、切妻造、妻入、檜皮葺 |
指定番号 | 2215 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19890519.0 |
所在都道府県 | 岐阜県 |
所在地 | 岐阜県美濃市大矢田 |
所有者名 | 大矢田神社 |