旧林家住宅主屋
旧林家住宅は,近代岡谷を代表する製糸家のひとりである林国蔵が,諏訪湖西方に建設した住宅である。
主屋,離れ,洋館,内蔵・穀蔵及び味噌蔵は明治40年頃,外蔵は明治26年の建設と考えられる。
主屋は木造二階建,切妻造・妻入の本棟造風で,切妻造の玄関を設ける。離れ
は土蔵造二階建で,南に内蔵が連続し,これらの東に洋館が接続する。洋館は木造平屋建で,正面に切妻造の玄関ポーチを設ける。内蔵・穀蔵及び味噌蔵は,二階建土蔵造である。外蔵は切妻造・平入,二階建土蔵造である。
旧林家住宅は,明治後期の実業家の邸宅として,屋敷全体が良好に保存されている。伝統的な形式を継承しつつ,洋風も要所に配し,高度な技術が隅々まで発揮されており,金唐革紙を用いた豪奢な離れ二階も,高い価値がある。
棟名 | 主屋 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1907頃 |
構造及び形式等 | 木造、建築面積219.03m2、2階建、桟瓦葺、東面南北渡り廊下附属 |
指定番号 | 2416 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20021226.0 |
所在都道府県 | 長野県 |
所在地 | 長野県岡谷市御倉町2番20号 |
所有者名 | 岡谷市 |