諏訪大社下社秋宮左右片拝殿(左)
諏訪大社下社は春宮と秋宮よりなり、祭神は春秋の半年毎に遷座される。両社とも本殿はなく、幣拝殿や左右片拝殿の形式、配置はおおよそ本宮に類似しながら、幣殿、拝殿が一棟の楼門形式となるなど、下社特有の形を示している。春宮と秋宮の社殿の形式、配置は基本的には同じであるが細部などに多少の差異がある。
春宮と秋宮の現社殿は相前後して建立されたもので、前者は諏訪藩御大工の流れを組む大隅流柴宮長左衛門、後者は立川流初代富棟の手になる。地元を代表する大工が競い合い、流派の面目をかけた建築であり、華麗な彫刻などみるべきものがある。
棟名 | 秋宮左右片拝殿(左) |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/神社 |
時代 | 江戸後期 |
西暦 | 1780 |
構造及び形式等 | 桁行五間、梁間二間、一重、切妻造、銅板葺 |
指定番号 | 2152 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 19831226.0 |
所在都道府県 | 長野県 |
所在地 | 長野県諏訪郡下諏訪町 |
所有者名 | 諏訪大社 |