諏訪大社上社本宮左右片拝殿(右)

諏訪大社は信濃国一宮として古くから崇敬を集めている古社で、七年毎に行われる御柱祭は全国的に著名である。神社は上社と下社に分かれ、上社はさらに前宮と本宮よりなる。
本宮の現社殿は天保六年(一八三五)造替のもので、本殿を持たない、門形式の幣殿とその前の拝殿、翼廊状の片拝殿など、この神社特有の形式、配置をよく伝えている。竜や雲、千鳥などの彫刻が鏤められた華麗な建築は、地元の工匠立川流二代目富昌の代表的建築として貴重である。また、四脚門は、幣殿、拝殿より古く、慶長十三年(一六〇八)造営と伝えるもので、磐座信仰の本来の軸線を示す位置にある。

棟名 左右片拝殿(右)
員数 1棟
種別 近世以前/神社
時代 江戸末期
西暦 1835
構造及び形式等 桁行正面二間、背面三間、梁間二間、一重、切妻造、拝殿側唐破風造、 銅板葺、背面突出部附属
指定番号 2151
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 19831226.0
所在都道府県 長野県
所在地 長野県諏訪市大字中洲
所有者名 諏訪大社
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