高室家住宅(山梨県甲府市高室町)主屋

高室家住宅は甲府盆地の中央部に所在する旧家で、代々医薬業を生業とし、江戸時代後期には甲府におかれた幕府の役所の医家を務めた。
主屋は、天明8年(1788)に建てられた入母屋造、茅葺の建物で、薬を調合するための調合所や薬草を乾燥させるための屋根裏部屋を設け、医薬業に由来する特徴をみることができる。
高室家住宅は、江戸時代における医家の施設を現在に伝える希少な遺構であるとともに、屋敷構えは、当地方の伝統的な住宅の構成をよく伝えており、貴重である。

棟名 主屋
員数 1棟
種別 近世以前/民家
時代 江戸後期
西暦 1788/1870
構造及び形式等 桁行18.4メートル、梁間9.1メートル、入母屋造、茅葺(鉄板仮葺)、北面庇付、西面渡廊下附属、鉄板葺、南面玄関 桁行3.7メートル、梁間2.7メートル、入母屋造、桟瓦葺
指定番号 2564
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20101224.0
所在都道府県 山梨県
所在地 山梨県甲府市高室町字金山754番1
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