荻野家住宅(福井県三方上中郡若狭町)裏荷蔵

荻野家住宅は、かつての京都・小浜間の若狭街道の宿場町であった若狭町熊川宿伝統的建造物群保存地区のほぼ中央に位置する。荻野家は代々、人馬継ぎ立ての運送業を行う問屋を営んだ。主屋は、文化8年(1811)頃に建設された熊川宿最古の町家であり、通り土間の表側を広くとる平面構成などに当地方の伝統的な町家の形式を示す。また主屋に隣接して街道に面して建つ荷蔵や、敷地を縦に貫く石敷の通路などは問屋の構えを良く残しており、物資流通で栄えた熊川宿の核となる建物として価値が高い。

棟名 裏荷蔵
員数 1棟
種別 近世以前/民家
時代 江戸後期
構造及び形式等 土蔵造、桁行6.9m、梁間4.5m、切妻造、北面庇付、南面物置附属、桁行2.3m、梁間3.6m、切妻造、桟瓦葺
指定番号 2605
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20140127.0
所在都道府県 福井県
所在地 福井県三方上中郡若狭町熊川38号蔵ノ前17番,22番,23番
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