永平寺舎利殿及び祠堂殿

永平寺は道元が寛元2年(1257)に開創した曹洞宗の大本山寺院である。九頭竜川支流の永平寺川上流に位置し,谷沿いに広大な境内を占める。創建以来たびたび伽藍を焼失し,現在の堂舎は近世から近代にかけて整えられた。山門から中雀門,仏殿,法堂を一列に並べ,大庫院や僧堂と廻廊で連絡する。承陽殿は宗祖道元の廟所である。各堂とも規模雄大で,内部空間,細部意匠も優れ,永平寺大工らの力量が発揮されている。山中の自然環境と一体となった優れた境地を創出し,今なお禅宗伽藍の規範となる壮麗な堂舎群として価値が高い。

棟名 舎利殿及び祠堂殿
員数 1棟
種別 近世以前/寺院
時代 江戸末期
西暦 1926
構造及び形式等 舎利殿 一重もこし付、宝形造、東面切妻破風付、銅板葺 祠堂殿 桁行二四・〇メートル、梁間一五・九メートル、一重、入    母屋造、向拝一間、軒唐破風付、南面、北面及び東…
指定番号 2696
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20190930.0
所在都道府県 福井県
所在地 福井県吉田郡永平寺町志比
所有者名 宗教法人 大本山永平寺
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