旧山岸家住宅(石川県白山市白峰)主屋
旧山岸家住宅は,重要伝統的建造物群保存地区に選定されている白山市白峰に所在する。17世紀後半から白山麓十八箇村の取次元(大庄屋)を勤めた豪農である。
雪深い山間の集落にあり,主屋は天保11年(1840)建設の土蔵造,三階建で,明治26年に移築,付座敷を接続した。おもに一階で生活し,二階と三階は養蚕などの作業や物置に用いられた。
保存地区内で建設年代が判明する最古の民家で,手取川上流域に分布する土蔵造,切妻屋根の農家住宅を代表する主屋として貴重である。敷地内の土蔵群や,水路なども併せて保存を図る。
棟名 | 主屋 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近世以前/民家 |
時代 | 江戸末期 |
西暦 | 1840 |
構造及び形式等 | 土蔵造、桁行一七・三メートル、梁間一〇・九メートル、三階建、切妻造、桟瓦葺、 付座敷附属、土蔵造、桁行一一・七メートル、梁間九・二メートル、二階建、切妻造、桟瓦葺 |
指定番号 | 2710 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20201223.0 |
所在都道府県 | 石川県 |
所在地 | 石川県白山市白峰イ七二番地一 |
所有者名 | 白山市 |