松榮家住宅主屋
松榮家住宅は佐渡市西部の海岸近くに所在する,鉱山や廻船で繁栄した相川を代表する豪商の住宅である。
主屋と,後方に並ぶオモ蔵,新蔵は明治44年に上棟され,2棟の蔵は大きな鞘で一体的に覆われている。主屋の平面構成は佐渡の町家の基本形式にならいながら,重厚な軸部やオエと土間の広壮な吹抜など,雄大な内部空間を実現している。また座敷や仏間を主体部から独立させて拡充しつつ,各室を瀟洒な意匠で整えるなど,近代的な拡張,発展の様相を良好に示している。平面計画や優れた空間構成に,近代佐渡における町家建築の発展形態を示す,雄大かつ上質な住宅として,高い価値が認められる。
棟名 | 主屋 |
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員数 | 1棟 |
種別 | 近代/住居 |
時代 | 明治 |
西暦 | 1911 |
構造及び形式等 | 主体部、座敷部、客間部、仏間部からなる 主体部 木造、建築面積238.37、一部二階建 座敷部 木造、建築面積114.31 客間部 木造、建築面積40.15 仏間部 木造、建築面積53.9… |
指定番号 | 2681 |
国宝・重文区分 | 重要文化財 |
重文指定年月日 | 20180817.0 |
所在都道府県 | 新潟県 |
所在地 | 新潟県佐渡市相川三町目浜町8番地 |