明治神宮宝物殿東西橋廊(東橋廊)

明治神宮宝物殿は境内の北辺に位置し、明治天皇ゆかりの御物を収蔵・展示するための施設として明治神宮造営局の大江新太郎が設計を行い、大正10年に竣工した。
展示施設の中倉を中心として各建物を左右対称に配置した構成で、中心建物を高床とし、校倉(あぜくら)造や寝殿造づくり)などを基調とした独特の和風意匠でまとめている。また耐震・耐火のため建物全体を鉄筋コンクリート造とし、中倉では東西30m、南北15mの大空間をつくり出している。
明治神宮宝物殿は、わが国の伝統的な建築様式を集成し、力強い造形表現を実現しており、高い価値が認められる。また、建物全体を鉄筋コンクリート造とした和風意匠の建築物ではわが国最初期のものであり、建築技術史上においても重要である。

棟名 東西橋廊(東橋廊)
員数 1棟
種別 近代/文化施設
時代 大正
西暦 1921
構造及び形式等 鉄筋コンクリート造、建築面積130.29平方メートル、切妻造、瓦葺
指定番号 2571
国宝・重文区分 重要文化財
重文指定年月日 20110620.0
所在都道府県 東京都
所在地 東京都渋谷区代々木神園町1番1号
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